加圧注入後口元処理
使用セメントは、JIS R 5210『ポルトランドセメント』に規定する普通ポルトランドセメントを標準とし、早期強度を必要とする場合には、早強ポルトランドセメントを使用する。混和剤はグラウトの諸性質を改善するとともに、グラウトの凝結及び初期硬化の早さを調節するために用いる
地山補強土工法の施工 |
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施工手順 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ここでは”施工者用”としてではなく、実際の施工を見たことがない”発注者用”、”設計者用”として一般的な手順例を紹介します。 以下の手順で施工します。
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削孔方法 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
現場の施工性の多くを占めるのが削孔工です。市場単価を使うか否かで積算上の工事費は大きく変わります。
「地山補強土工の積算」も参考として下さい。 ○市場単価
対象土質が軟弱で孔壁が崩壊する場合は市場単価は使えません。また以下の場合には市場単価は使えません。設計と施工の土質の評価の差などで現場トラブルにも発展する項目ですので、慎重に設定する必要があります。
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施工に用いる施工機械の種類と特徴は以下の通りです。
※1 孔壁崩壊性地山:崩壊性、レキ混じり土等の孔壁の自立が確保し難い地山を指し、削孔後に孔壁が崩壊するなどして、その後の補強材の挿入が困難となる。
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本サイト施工情報庫には、各パタンの施工計画書のサンプルがありますのでご利用ください。 |
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施工管理と試験 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
地山補強土工法に関し、「地山補強土工法を実施する場合、試験は何をどのように行うのか?」という質問をよく聞きます。 これは、日本道路公団「切土補強土設計・施工指針」(H14.7)の中で、試験工に関しては「本工法の試験は、施工管理要領によるものとする」となり、平成10年10月版で記載されていた試験方法に関する項目が削除されたことが影響していると思われます。 では「施工管理要領とは?」ということになりますが、試験工に関しては、東・中・西日本高速道路㈱「土工施工管理要領」(H22.7)の「3-5 切土補強土工」に記載されており、「引抜き試験」「確認試験」は以下のようになっています。
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